こんにちわ、ハル@haru_elpisです。
数年前に投資詐欺にあい、個人で強制執行した話を赤裸裸に話をしたいと思います。
弁護士などを通さず、お金を掛けないように強制執行を行いました。
弁護士に頼めば、着手金・成功報酬などでお金が○十万とかかります。
私が強制執行で実際にかかった総額は約25,000円です。
結果から言いますと、相手からは何も差し押さえることは出来ませんでした。
相手に「お金が無かった」ので諦めた形となります。
少しの希望でも強制執行をやりたい!けど分からないという人が多いと思います。
もし強制執行を個人で行うとしている方の為になればと思い書きます。
強制執行とは
強制執行とは、お金・物を返す義務があるにも関わらず返さない人に対して、裁判所などの公的機
関を通して強制的に取り立てる手続きにのことです。
強制執行には、行える種類があります。
- 債権執行 銀行、勤め先の給料などを対象にした強制執行
- 不動産執行 土地、建物などを対象にした強制執行
- 動産執行 現金、貴金属、骨董品など換金できるものなどを対象にした強制執行
私は上記の中で、債権執行を行いました。
相手の銀行口座を知っていたので、そこを押さえることにしました。
強制執行に必要な物
ここで私が銀行口座に対しての債権執行に必要だった物・情報を乗せておきます。
- 強制執行認諾条項付公正証書 (公正役場で作成してもらう)
- 相手の銀行口座 (銀行名・支店名・名前・口座番号・銀行本籍・代表取締役名1名)
- 切手代「3,495円」 (2020.1.1現在の価格を乗せておきます、税金で変動)
- 債権差押命令申立書 (給与・銀行・郵便貯金などに書式が別れている)
- 当事者目録
- 請求債権目録 (判決等・支払督促・家事審判・公正証書などに書式が別れている)
- 差押債権目録 (預貯金・売買代金・診療報酬・供託金などに別れている)
- 印鑑
強制執行で行なった事
公正役場編
私は公正証書を所持していました、相手からの返金が止まった時に強制執行ができると記載が入っていました。
ネットで調べると強制執行するには「強制執行認諾条項付公正証書」と出てきます。
公正証書を作成した公正役場で、相手に対してこれから「強制執行しますよ」という通達を送ってもらい「公正証書謄本等送達証明申請書」を作成してもらいます。
約 6,000円を支払い通達をしてもらいましたが、1度目は受け取られずに帰ってきたと電話があり相手が受け取らなくても証明がでる形の通達に変えてもらいました。
2週間ほどで、強制執行認諾条項付公正証書が出来たと連絡があり取りに行きました。 この時、印鑑が必要でした。
これで公正役場で作成する物は揃いました。
民事執行センター編
私は都内在住なので下記の民事債権執行センターに行き、ネットだけでは分からず直接教えてもらいました。
〒152-8527 東京都目黒区目黒本町二丁目26番14号 東京地方裁判所民事執行センター 東急東横線 「学芸大学駅」徒歩約13分
ここから必要だった物の細かい説明です。
切手「3,495円分」 細かく指定されているので枚数には気をつけてください。 500円5枚 100円4枚 84円5枚 20円5枚 10円5枚 5円3枚 2円5枚 計3,495円
債権差押命令申立書 自分(名前・電話番号)添付書類の数を記入。 ダウンロードページ
当事者目録 自分(住所・名前・電話番号)相手(名前・住所) 銀行(本店住所・銀行名・代表者名・支店名・支店住所)を記入。 ダウンロードページ
請求債権目録 こちらについては公正証書の内容によって変わるので民事債権センターに確認をするのが間違い無いです。 ダウンロードページ
差押債権目録 私は預貯金の2枚目(複数銀行)を使いました。どの銀行にどれくらい申立をするか、という内容で合計金額が自分の申立る金額と合っていなければなりません。 ダウンロードページ
以上の書類を作成し提出、後は結果を待つのみです。
強制執行の申し立て後
2週間ほで申し立てを行った銀行から連絡が来ました。
内容を見てみると「差押金取立に関して」という内容の紙と、口座残高が記載された「陳述書」が入っていました。
私は2つの銀行に送っていたので、2通きていましたが両方とも口座残高が3桁です・・・
民事執行センターの方から連絡があり、相手の銀行に対して強制執行をしますか?と聞かれ、このまま強制執行を進める場合さらにお金が必要となると言われました。
これ以上は有益で無いと判断をし、申し立ての取り消しを行いました。無念です。
まとめ:強制執行は個人でも簡単にできる
どうでしたでしょうか?個人でも少額で強制執行をやることができます。
詐欺に引っかからないというのが一番だと思いますが、お金の問題はどこから出てくるかわかりません。
お金の貸し借りをする時は、お金が戻らない覚悟と公正証書をお勧めします。
できれば連帯保証人も付けることが出来ればベストです。
おわりっ
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