こんにちわ、ハル@haru_elpisです。
ニュースで絶版になっていた「八本脚の蝶」が、単行本で再販とあったので気になり過ぎて買ってしまいました。
「八本脚の蝶」とは
こよなく本を愛し、物語を愛した一人の女性がウェブ上に綴っていた日々の観想。
ファッションやコスメ、お気に入りの絵画や書物、映画、ぬいぐるみたちのことまで、生き生きと語る文章から、彼女が対峙していた壮大な世界が次第に姿をあらわす。
その明晰さゆえに引き受けざるをえなかった矛盾や絶望と闘いながら、彼女は多くの美しいものに出逢い、その感動を言葉に託して発信しつづけた。
才智の煌めきとチャーミングな人柄で多くの人に鮮烈な印象を残して逝った、若き編集者の魂の軌跡。
感想
心境は複雑です、感動で泣くや凄い満足といったものはありません。心にグッとくる。
あれだけ面白いことを書いているけど、二階堂奥歯の中では早く物語を終わらせたいと思っている。それは美学であり、恐怖である。どんな物語が本当に良かったのか考えさせられる。
もし二階堂奥歯が生きていたら、一目見てみたかった。。
二階堂奥歯 情報まとめ
・八本脚の蝶(オリジナルブログ)
二階堂奥歯 ◇ 八本脚の蝶
・ですぺら掲示板(ページ中ほどに奥歯さんの名前がある)
二階堂奥歯 ◇ 八本脚の蝶
・ですぺら掲示板への投稿には哲氏によるものも2件残されています。奥歯さんの名前の、もう少し下の辺りになります。
・『人間機械・人形・畸形』 大学時代に執筆された論文だそうです。ネット上では読めませんが、大学図書館で取り寄せるられるようです。詳しくは下記を参考に。
彼女の日記にたびたび登場する雪雪(ゆきゆき)さんのサイト
醒めてみれば空耳
雪雪さんによる『八本脚の蝶』の書評。女子高生時代の奥歯さんと雪雪さんのエピソードが語られています。
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雨宮まみさん。そして二階堂奥歯のことのマキ。奥歯さんと同級生だった女性から見た、高校時代の彼女について語られています。
東雅夫先生による記事。 本になった経緯と、奥歯さんから雪雪さんへ送られたおすすめ本リストのエピソードが語られています。
二階堂奥歯『八本脚の蝶』(ポプラ社)ができるまで 東雅夫(文芸評論家)×斉藤尚美(ポプラ社)対談 2006年1月 : 東雅夫の幻妖ブックブログ
最初の一葉 : 東雅夫の幻妖ブックブログ
奥歯さんが担当されていたファンタジー作家、山之口洋先生による追悼記事。
cocolog:@nifty
生前に交流のあった精神分析医 藤田博史氏による奥歯さんの思い出が語られています。
http://foujita.vis.ne.jp/cn4/journal.html
ですぺらの掲示板を管理されていた方による、葬儀当時の様子。
管理人日記最新
高原英理著『ゴシックハート』 エピローグで奥歯さんに関する思い出が語られています。
同人誌『幻視社 第七号』において二階堂奥歯小特集が組まれ、 高原英理氏など三名の方がエッセイを寄稿しています。 電子版は350円で購入可能です。
幻視社
はてなダイアリー版 八本脚の蝶
二階堂奥歯 八本脚の蝶
二階堂奥歯 八本脚の蝶
2001年頃の国書刊行会のサイトですが、『話題』のページで 奥歯さんの文章が確認できます。 6/1と7/3は奥歯さんで間違いありません。
国書刊行会
サイト名は一時期まで、『二階堂奥歯 乙女道場あるいは物欲日記』というものだったようです。
二階堂奥歯 乙女道場あるいは物欲日記
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